貼り付けるだけで普通板ガラスが防火設備に変身 / 清水建設


貼り付けるだけで普通板ガラスが防火設備に変身
〜防火フィルムの遮炎性能を用いて大臣認定を取得〜

清水建設(株)<社長 宮本洋一>はこのほど、普通(フロート)板ガラスの両側表面に貼り付けるだけで、遮炎・遮煙・遮熱性能を付加できる「防火フィルム」を開発・実用化しました。すでに、フィルム貼付のガラスが防火設備に要求される20分の遮炎性能を有することを認める国土交通大臣の一般認定を取得しています。なお、認定の取得に当たっては、SVC(株)の協力を得ています。

新開発の防火フィルムは、厚さ1mmのケイ酸ソーダ性の防火基材をPET系の保護フィルムでサンドイッチ状に挟んだ構成になっています。ケイ酸ソーダは、約110℃以上の熱に接すると発泡する特性があり、火災時にガラス表面に厚さ約3〜4mmの保護層を築き、ガラスの温度上昇を抑えてひび割れ拡大を防止するとともに、その粘着力でひび割れ後のガラスの脱落を防止します。

http://www.shimz.co.jp/news_release/2011/826.html